【慢性疾患を改善する】断食による体内解毒のすすめ

最強の解毒法は、間違いなく「断食」です。

体験上、私はそう信じております。

何か慢性的に痛みがある方、病気がちな方には、断食がその改善に役立ちます。

 

例えば、末端の痛み。
指先の変形(ヘバーデン結節、ブシャール結節)は関節の糖化現象が大いに関与します。
要は、「食べ過ぎ」の積み重ねで起こる病ということです。

「私はそんなに食べてません。」

必ず起こる反論なのですが。
間食過多、スナック菓子大好き、朝はとりあえず食パン、牛乳、砂糖過多生活がある方は、「糖化現象」とみて間違いないかと思います。

 

末端の痛みは、薬を多用している方に多く見受けられるのも特徴かと思います。
16年間、治療院で診ていて感じることです。
医原病は見落とされがちですが、皆さんが想像しているよりも遥かに多いものと私は感じております。

薬を多用していれば、交感神経優位な状態になっていきます。
当然、末梢の血流障害が起こってもおかしくはありません(ご自身がそうは思っていなくても)。
毛細血管がキュッと閉まった状態が長期的に続けば、やはり末端に症状が出やすくなるでしょう。

現代の生活習慣病と言われるものの9割は、「食べ過ぎ病」です。

シンプルに食べ過ぎを止めれば改善するものばかりです。
その根底を見直さずに、ただただお医者さんから処方される薬で数値を抑え込む生活をし続ければ、不具合は積み重なっていくものです。

出ている症状は、あくまで枝葉です。
症状を生み出しているその根幹にあるものが、生活習慣です。

私の師匠はよく、「寝る、食べる、動くの3つを見直せ」とおっしゃいます。
すべて大切ですが、現代において最も大切なこと、最も問題として大きく身体に影響を与えているものが、「食べる」の問題だと感じます。

食を見直せば、ほとんどの病は改善に向かうものと考えております。
繰り返す腰痛、頭痛、肩こり、あらゆる関節疾患も同様です。
筋骨格系の痛みも生活習慣病と言えます。
食によって関節に痛みが出るのは極々当たり前のことと言えますから。

 

 

今回は、ザックリですが私の普段の生活を紹介します。
断食に慣れていない方は、無理して真似をしないようにして下さいね。
まずは、どんなものか知るという意味で読んで頂けたら幸いです。
細かいやり方などは、また後日あらためて、ステップを踏んでお伝えしていきたいと思います。

 

1日1食習慣

現在の私は、1日1食を基本としております。
最近よく言われている、「16時間断食」に感覚が近いかなと思います。

実際は「何時間経った」と数えることはありません。
自然と前日の食後から16~18時間ほど空きます。

 

基本的に、朝は食べません。
理由は、朝から食事を摂る必要性を感じなくなったからです。
また、食べると眠くなるからです。

飲み物は好きなモノを飲んでおります。
炭酸水の時もあれば、青汁の時もあります。
またコーヒーや紅茶を飲む時もあります。
基本的に甘い飲み物は好きではないので、朝から砂糖を摂ることはありません。

ちなみに現在はこの記事を治療院近くのカフェでコーヒーを飲みながら書いております。

 

「朝食べないと、お腹空かないのですか?」と聞かれますが、「空く時もあれば、空かない時もある」というのが実際です。
前夜に飲み過ぎたり、〆のラーメンまで食べたりした時ほど、翌朝お腹が空いております。

空腹感は、胃に残っている内容物ではなく、血糖値の乱高下で感じるものです。
そういう時の空腹感は無視して食べないようにしております。
朝から食べると却って身体が怠く感じるので、基本的には食べないということです。

 

「私は朝食べないと動けません」という方がいらっしゃいますが、低血糖状態に身体が慣れていないからです。

逆に言えば、高血糖であることが日常化しているとも言えます。

食パン、菓子パン、スナック菓子などが多くないかを見直す必要があります。
あとは間食が多くないかを見直してみましょう。

間食が多いということは、1日中何かしらが胃に入ってきている状態です。
空腹がないというのは、身体はかなり疲れます。

いきなり1食減らすよりも、まずは間食を断つところから始める必要があるかもしれません。

 

いつ食べているの?

1日のいつ食べるか。

ランチを食べて終わりか、夜に食事の予定が入っている時は、夜が1食目となることが多いです。
夜はふつうにお酒も飲みます。

ランチは、極力遅らせるようにしております。
可能な時は、15時とか16時とか。
行ける時は18時以降まで食べません。

時間的に難しい時は、13時あたりになります。
13時くらいに食べた日は、つい夜も食べてしまう時があります。
ただ1日2食が何日も続くと、身体がむくんでくることが解ります。
なるべく1食、ないし1.5食程度に済ませようと心掛けております。

 

断食のタイミング

1日2食の日が続くと顔がむくんできます。
足首も太くなります。

おそらく他者からは気づかれないレベルかとは思います。
それでも確実に身体が弛んできていることを自覚できるので、そこで生活を見直すことになります。

 

実はこの記事を書いている現在がまさにその状態です。
ここ最近は忘年会なども重なり、1日2食の日が通常よりも増えております。
なんとなく、顔がモッサリしてきたなと感じております。

1日2食が続き、「身体が重いな」と感じたら、丸1日(だいたい24~30時間ほど)断食をします。

現在2023年12月27日ですが、今日は丸1日食べない予定です。

そういう時も朝に食べるということはほとんどないですね。
丸1日食事を抜いて、翌日のランチが1食目となることが多いですね。

 

断食ケーススタディ

過去最大の断食体験は、丸4日間です。
102時間で止めました。
その時は朝に野菜のスープを食べました。
昼はカレーを食べた記憶があります。

4日間も断食することは稀中の稀ですが、かなりスッキリします。

女性に嬉しいことかもしれませんが、明らかに「ほうれい線」が薄くなりました。
これは2日間くらいの軽めの断食でも感じることですが。
顔のむくみがなくなり、皮膚の厚みがなくなるので起こるのだと感じております。
断食の度に肌の調子が良くなるので、「何となく若返ったな」と感じます。
これはやってみないことには解らない効用かと思います。

 

私の場合は4日間の断食中に数回マヌカハニーを摂りした。
2日目と3日目に少々です。

2日目を過ぎた辺りで、頭がフワフワしたのと、よくあることですが、字を書く時に微妙に手が震えました。
低血糖によるものですが、慣れているので、特別なんてことはありません。
もちろん、慣れていない方は無理は禁物でしょう。
私の場合は、塩を舐めたり、マヌカを摂ることで、この点はクリアします(多少の震えは無視しております)。

3日目の時は、セミナー受講があったので、受講前にマヌカを摂りました。
まぁ、念のための脳への栄養補給感覚です。
4時間ほどのセミナーでしたが、特に問題なく集中して受講できました。

ちなみに、4日目は特にマヌカは必要なかったです。
朝に青汁は飲んだかな。
自身の体調を見ながら行なっております。

 

私は断食中も普通にコーヒーをブラックで飲みますが、人によっては気持ち悪くなる人がいるかもしれません。
その辺りは、自身の体感覚を大切にしましょう。

普段、毎朝のように飲んでいたとしても、断食中は「あまり欲しくないな」と感じることがあります。
そういう時は、私は飲みません。
想像してみて、受け付けないものは無理して身体に入れないことをお薦めします。

 

この4日間の断食中も、いつも通り治療院で仕事をしておりました。
日課としている腕立ても続けておりました。
よく「食べないと力が出ない」と考える方もいらっしゃるかと思うのですが、それも多くは思い込みです。
子供の頃から「そう言われてきた」経緯があるのだと思います(私も昔はそう思い込んでおりましたので)。

 

 

1日1食に関しては、賛否両論があることは当然知っております。
私自身、いきなり1日1食になったわけではございません。
まずは、朝食抜きだけを始めました。
それが、24歳、25歳くらいだったかなと思います。

もともと大食いの部類に入ると思いますので、1日3食は食べ過ぎだったのだと思います。
2食に減らしただけで体重が落ち、かなり身体が楽になりました。
あと当時悩まされていた顔の吹き出物がほぼ消失しました。
当時の生活パターンからすると、朝食を抜くだけで12~14時間の空きができました。
それが良かったのだと思います。
結局、食べ物も身体にとっては異物であることには変わりありません。
たくさん食べればその処理に時間が割かれるわけです。
消化吸収にも当然エネルギーを使いますから、空腹時間ができたことで身体が楽になったのでしょう。

 

満腹は異常です。
空腹が正常です。

 

本来、身体はこのようにできております。

もともと人間は飢餓の歴史を乗り越えて現在に至ります。
その証拠に、血糖値を上昇させるホルモンは10種類くらいあります(たしか)。
逆に、血糖値を下降させるホルモンは、インスリンの1つだけです。

興奮すると血糖値は上昇しますが、そうやって飢餓と闘ってきた歴史があるわけです。
生き抜くために身体に備わっている機能ですね。

大昔は獲物を捕らえるために興奮し、獲物を捕らえた時だけ食にありつけたわけです。
食べられない日が何日も続くことは、きっと当たり前のことだったでしょう。
食べる時間すら決まっていなかったわけです。

ヨーガの成瀬雅春先生が、「時間で食べていると生命力が弱る」とおっしゃっておりました。

身体の声を聴かずに、「朝起きたから食べる」「ランチタイムだから食べる」「20時になったから食べる」と生活していると、生命力が弱るのです。

解かる気がしませんか?

私が食べるタイミングはいつもその日の気分です。
奥さんにも「基本、平日は夕飯はいらないよ」と伝えてあります。

気分で、「今日はこのまま断食しちゃおう」という日もあります。

 

食わねば健康、食えねば餓死

過去最大の断食体験は、丸4日間です。

断食で元気になる人と、断食で弱る人がいます。
断食によるこの個人差は、「精神」の関与があることを押さえておく必要があります。

要は、「やらされている断食」は、やらない方が良いのです。

逆に、自ら進んで、「断食をしよう!!」と前向きに取り組む人にとっては好転します。

「精神論ですか?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、断食は精神論も大いに関与しますから、無理にやろうとしないことです。

 

天才治療家野口晴哉先生は、「食わなければ健康」「食えなければ餓死」とおっしゃったそうです。

断食はこの通りです。

食わないと決めれば解毒が進みドンドン元気になる。

食えないと嫌々やれば、餓死です。

「わ」と「え」のたった一字の違いで、断食のもたらす効用というものが180度変わってしまいます。

 

 

本日、押さえて頂きたい点は、「我々現代人は食い過ぎである」ということです。
その自覚が、慢性疾患と向き合う最初の一歩となります。

断食で解毒を進めるとあらゆる病を乗り越えるきっかけとなります。
または、病と上手に付き合っていけるようになるとも感じます。

私は小学生の頃から春になると花粉症状が出ますが、断食をしたからといって症状がゼロにはなりません。
ただ、食事を減らすことで症状の軽減は体感できるのです。
そういう点でも、食事をコントロールできる術を身に付けておくと、病と上手に付き合うことができると思います。

 

また後日、断食の細かなやり方や効能なども書いてみたいと思います。

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