これからの日本を背負う中心である俺たち30代は、 それは特別に難しいことでもなんでもない。 道は自分で選び進んで行けること それだけで人生は動き始める |
当院発行 【季刊ぴゅあかいろぷらくたー通信2013春号】より以下抜粋
これからはもっと人間として普遍的な、根本的な部分に触れていきたいと思うようになった。
すべては、昨年の小学校での講義を引き受けたことからそういう気持ちがあらためて強まったように思う。子供たちに向けて発信した言葉を、自分自身が聴いてそう思ったのかもしれない。『今よりも少しだけ、自分の隣にいる人の気持ちを考えてみてほしい』子供たちからの反応を感じてみて、自分が一番学ぶことがあったことは言うまでもない。
射水の発した言葉がきっかけかどうかはわからないが、卒業前、将来の夢に3人の子供たちが射水のような“治療家の仕事”を将来したいと書いてくれたそうだ。そう思ってくれる子がひとりでもいてくれたら嬉しいし、今やっているこの仕事でも人に夢を与えられることもわかった。
この時の活動を知った射水の友人から声がかかり、今度は企業向けに配布される『KAIKAマガジン創刊号』で、“これからの仕事のあり方、働き方とは”を話す場を頂いた。そこに集まった同年代の社長さんたちも『子供たちに夢を与えたい』ということを共通して言っていた。実際にそういう活動をしている方もいた。特に俺たち30代40代の働き盛りの大人が子供たちの手本であり、ひたむきに情熱を持って仕事する背中を見せていかなければ、いま誰が子供たちの手本となるのか。
これからは塾で勉強をひたすら頭に詰め込んで、いい大学に行って食ってけるほど甘い時代ではないことは誰もが既に知っている。正直言えば、射水は高校2年くらいからの勉強に関して言えばもうサッパリだった。
学校の勉強はもちろん大切なことだ(実際は勉強グセ、勉強の仕方を学ぶことが大事だと思っている)。しかしそれ以前に、クラスや部活動を通じての友達との関係、恋愛・失恋経験、時に喧嘩もし、問題になっているがイジメにあってしまうような辛い経験ももしかしたらあるかもしれない。射水自身、小学生の頃通っていた塾でイジメにあった経験がある。1年半くらい苦しんだ。きっかけは俺がカンニングをしたことだった。それはまぁ辛かった。しかし、そんな辛い嫌なことも含めて、人との触れ合いの中で学んだことの方が今となっては当然生きていて、方程式なんてものはなにひとつとして覚えていない。
俺たち大人が楽しそうに活き活きした姿を見せていけなければ、今の子供たちは夢を描けるのだろうか。自分が子供の頃に思い描いた大人に自分がなれているだろうか。あんな大人になりたいと思える存在にひとりひとりがなったら、今の子供たちも絶対に夢を描き、熱い思いを胸に仕事をし、結果的に日本も今より元気になるかもしれない。政治や経済状況を問題にする前に、まず自分自身に目を向けることが今もっとも必要なことだと思う。すべての問題は外にはない。すべて内にあるものだと理解している。大袈裟に聞こえるかもしれないが、世界を変えたいと思うなら自分を変える以外に方法はないのだ。
愚痴、不平、不満から生まれる有益なものなど何ひとつとしてない。
俺はこれから子供たちに夢を与える言葉を発して生きていきたい。学生が射水のような治療家になりたいと思えるような姿勢を見せていきたい。仕事や私生活で悩んでいる人の背中をそっと押してあげられる人間になりたい。この仕事を通じてご縁ある方の背中を押していきたい。
そんなことを、これからの自分の“人生の目的”として生きていきたいと本気で思っている。
アクアピュア院長 射水 徹
学生向け課外授業・講演依頼
【得意なテーマ】
- これから活躍していく人の学生時代の過ごし方
- 未来を創る考え方
- 心の状態は身体に現れる
【『はたらく』を いま一度考えよう】
これからは会社勤めの方も個人力で働く時代だと考えています。
それはひとりで暴走するという意味ではなく、
組織にありながらも個人の力をフルに発揮して周囲に良いものを提供し自分の価値を高めていくという意味です。
『公務員だから』、『会社にいるから』、『資格があるから』安定という時代ではありません。
それは昭和までの話です。
会社におんぶに抱っこ精神の人が活躍できる場はもう既にありません。
自分のレベルを高めて組織に自分の力を最大限提供し生かせる人が益々活躍していく時代です。それはどの業界でも同じではないでしょうか。
学生の内から自分を高める方法を学んでおくことです。
本来わかっていることを忘れているだけだったりします。
そこに気づけばいいのです。
社会に出てからヨーイドンでは遅いです。
学生の内から社会で活躍していくための準備を始めることです。
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医療系学生に贈る射水からのメッセージ
山野医療専門学校 柔道整復科での課外授業
2013年6月19日(水)、山野医療専門学校柔道整復科にて国家試験に向けての講演を行いました。
学生にとって柔整国家試験一発合格は当然の目標です。
しかし私が思うのは、そこを基準にすることが学生の陥る間違いなのです。
合格はして当たり前。
“その先になにを思い描くのか”が本来大切なのです。
そもそも、
柔整科の皆さんは資格を取った“その先のビジョン”を持っているから入学したはずです。
『資格を取って近い将来接骨院経営をしたい』
『資格を取って身体のことで悩みを抱えている患者さんを楽にしてあげたい』
そんな資格の先の目標があるから学校に来たはずです。
しかし、
多くの学生はいつの間にか目先の『合格が目標』になってしまいます。
そういう人が、まず落ちます。
合格した先のビジョンを明確に持っている人が落ちることはありません。
何故なら資格取得など通過点に過ぎないからです。
私がまだ学生の頃、
クラスメートがこんなことを言っていたのを思い出します。
『資格さえ取れば食いっぱくれないから!』
甘すぎですよね。
資格を取ったからと言って仕事があるわけではありません。
確かに若いうちは引っ張りだこかもしれません。
しかし何年それを続けるのでしょうか。
現に資格を取ってもそれだけで食べて行けず、アルバイトをしながらやっている方を私は今まで何人も見てきました。
それで果たして治療のプロと呼べるのでしょうか。
今回は国家試験に向けての過ごし方という題目でしたが、
それより大切なのは、
『何故今その資格を取るのか』
『取ったら何を、いつまでにしたいのか』
つまり合格後のビジョンなのです。
そのことを伝えました。
それを皆さん忘れてしまっているように見えます。
準備の方法はブログの方にも書きました。
6月19日(水)のぴゅあカイロプラクター日記【山野の学生の皆さんに】
当然進むスピードに個人差はありますが、それを言い訳にしないで下さい。
量をこなして下さい。
ここにも書いたように、
1日でも早くスタートを切ることですね。
近い将来、皆さんが余裕で資格を取得し、
そして治療業界を活性化していけるよう共に切磋琢磨して行ける存在になって欲しいと思っております。
私にも目標があります。
私の場合そのベースとして国家資格を取得しました。
資格がゴールではありません。
かと言って、スタートとも言えません。
あくまで、ひとつの最低限の基準に過ぎません。
資格取得後、あなたはどんな治療家になり、どんな仕事をしていきたいですか。
今度は皆さんのお話も聞かせて欲しいです。
ありがとうございました。
企業向け活動
ご縁あり、一般社団法人日本能率協会の発行する企業向けの冊子、KAIKA STYLE マガジンに対談記事が載りました。
KAIKAとは、個人の成長と、組織の活性化と社会との関係を同時に満たす活動で、新しい多様な働き方、先進的な組織活性化の事例などの活動を紹介している冊子となっております。
私と同世代のバリバリ仕事をしている皆さんとの対談はとても刺激的でした。
30代というのはひとつ大きなステップを踏む上で重要な時期だと感じております。
これからも先達の方から素直に学び続け、そしてこれから社会に出て行く世代に伝えられることは伝えていきたい。そんなことを感じております。
話していて皆さん共通しているのが『子供たちの夢を育てていきたいよね』ということでした。
私自身、小学校での特別講師を経験し子供たちの目の輝きを直接感じ、
『僕も先生のような仕事をしたいです!』という子供の姿には感動を覚えました。
今後も積極的に続けていきたい活動です。
小学校で特別講師として課外授業
2012年12月、都内某小学校で子供たちの『未来を描く』授業。
特別講師として参加。
射水の治療による身体の変化を体感する子供たち。
スポー少年にとって身体感覚の変化はかなりのビックリ感動体験でしょう。
射水の治療を見ている周りの職員の方々から、
『いいわね~ 私がやってほしい』
なんて声も聞こえたが、この日の主役は子供たちです(笑)
テーマが『未来を描く』。
子供たちにとってはいろいろな職業を体験できる希少な機会。
どんな仕事を将来するにしても必ず必要なことがある。
“相手の立場に立って考えてみる”ということ。
綺麗事抜きで、一番大切なのは自分の気持ち。
自分自身が一番大切。
自分を犠牲にして嘘をついて生きていく必要はまったくない。
自分を大切にできない人が本当の意味で他人を大切になんてできない。
だから、
『自分一番でイイから、今よりもほんのちょっとだけ、ほんのちょっとだけ隣の人の気持ちを考えてみて。』
そんなことを実際のワークを通じて体験してもらった。
自分が一番大切。
自分が一番大切だからこそ、隣の人の気持ちも考えてみる。
結果的に自分と周囲の関係性のバランスが取れて自分も友達もいい気持ちで同じ空間にいることができる。
小学校という場も子供たちにとっては大切な仲間と過ごし、共に共通体験をしながら成長していく場であります。小学校という狭い空間から、将来的には社会に出て行く。
この先ひとりで生きていくことはない。
必ず誰かと関わり合いを持ちながら生きていく。
今よりも少しだけ自分以外の仲間に意識を向けてみよう。
この日はそれを一番伝えたかったのだ。
俺のやる治療家という仕事は、それが伝えられる最高の仕事でもある。
治療家だから治療だけしていればいいとは思わない。
日々多くの方と向き合う治療家だからこそ伝えていけることがある。