【糖化論】コロナ発熱後、関節痛が改善する理由

コロナ感染時の発熱で関節疾患が改善する理由を考察

風邪やコロナなど発熱後に五十肩などの関節疾患が改善されるケースは、珍しい話ではありません。
当院に通っている方々を見ていれば極々普通に起こっている現象です。

 

後に理由を書きますが、科学的に証明されている話ではない(?)と思いますので、「エビデンスは?」とか、「科学的に証明されているのか?」とか理屈を求める方はスルーして下さい。
そんなものはありません。

この「科学的に」という言葉もどうかと思っていつも聞いております。
なんでもかんでも、数字で証明できることだけが科学的であるという「思い違い」があるからです。
これは人間を肉体(物質)として見ているから起こる勘違いであり、本来人間とは精神であり、人間とは魂なのであります。
精神や魂は今の量子論ではすでに証明できる(?)のかもしれませんが、その辺も私はまだ詳しいことは知りませんので悪しからず。

 

あくまで、治療院を15年以上やってきて起こっている事象をそのままお伝えします。

 

【発熱時の対処法】大前提として、熱を下げ過ぎてはいけない

せっかく風邪をひいて発熱しているのに、すぐに解熱剤を飲む方が多いように感じております。
ツライ不快症状ですから気持ちは解かるのですが、身体としてはウイルスと戦うための発熱です。
実際、42度までは脳が壊れることはないと言われております。
そういう意味でも40度くらいまでは焦らずに、大らかな気持ちで体温を見守る態度が必要です。

その多くは「氷枕でのアイシング」で大丈夫かと思います。
私個人的には、40度に達するまでは特に薬は飲みません。
私の場合、毎度風邪をひいても、大抵は39.6度辺りがピークです。

 

発熱時に行なう対処は、前頚部リンパと頭部を氷で冷やすこと。
ツライ時は、鼠径部や膝裏のリンパも冷やします。
私は発熱時に骨盤の関節(仙腸関節)や、膝関節に痛みが出るので、鼠径部と膝裏を冷やすと気持ちが良いのです。

 

奥さんは平熱がもともと高いこともあり、40度を越えても薬を飲むこともなく基本寝いているだけです。
見ていると、私よりも発熱への耐性が強いようにも思います。
2日間ほど寝込むと37度後半から38度前半くらいに落ち着き、奥さんの場合はそれで大分身体が楽になるようです。

 

発熱後すぐに解熱剤を飲むことは、「ウイルスが体内に残りやすい環境を作っている」ことを意味します。
風邪薬はあくまで症状の緩和しか役割がなく、ウイルスを1ミリたりともやっつけません。
ウイルスと闘うのが免疫であり、免疫力の発動が発熱なのであります。
だから、熱はむやみに下げてはいけないのです。

 

解かっている方にとっては、こんなことは当たり前であり、「何をいまさら」という話です。
しかし、多くの患者さんと話していても、知らない方は非常に多く、ビックリさせられるのです。

 

「風邪のひき初めにすぐに薬を飲んだから治った。」

 

このようなことをよく聞くのですが、本来、これほどの愚策はないのであります。

 

発熱後、関節の痛みが和らぐ理由

「『関節の糖化』が、発熱により浄化されるから」だと、私は思っております。

要は、「関節に付着している老廃物が燃焼するから」ということです。

 

関節痛は、骨の歪みや筋肉疲労など、構造的な問題だけで起こるものではございません。
ひとつの理由にはなりますが、大量にある原因のひとつに過ぎません。
むしろ、五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎、石灰化による重度の肩の痛み、炎症による夜間痛などは、歪み以前に、生活習慣を見直す必要が100%あります。

特に食習慣による影響が関節疾患には大きく作用しているのです。

 

原因不明の正体は、関節の糖化

「関節の糖化」とは何か。

関節が滑らかな動きをするためには、筋肉の活動や靱帯の支えの状態が良好である必要があります。
関節を支えている筋肉や靱帯には、コラーゲンやエラスチンといった、タンパク質が存在します。

 

たとえば、ラーメンやパン、お菓子などの「高糖質の生活」が続くと、処理しきれない余剰分の糖質がこれらのタンパク質と結びついてしまいます。
これを「糖化」というのですが、糖化することで、「AGE(終末糖化産物)という老化物質」が産生されてしまうのです。
つまり、全身の老化が加速するということです。

 

過剰に余っている糖は血中を巡りどこにでも辿り着くことが出来ます。
糖化により、膝が痛くなっても、肩が痛くなっても、股関節が痛くなっても、まったく不思議ではないのです。

 

急に関節痛が起こるとビックリして病院へ駆け込む方も多いと思いますが、多くは、「原因不明です」と言われます。
または、「老化によるものです」くらいしか言われないものです。

 

その原因不明の多くは、「関節の糖化」が関与していると私は考えております(正直断言できる)。

 

実際、腰椎ヘルニアなどでも断食生活をすることで、免疫細胞がヘルニアを貪食し改善するケースも多数報告があります。

 

長年の過剰な糖質生活は、この日本においては簡単に起こり得ることです。

 

今日のランチは、何を食べましたか??

【この記事を書いた本日は、戸越銀座の行き着け「ナマステ」でした。メッチャ糖化促進!!(笑)】

 

私の治療院のある五反田でランチを食べようと思えば、その多くが過糖質に偏ってもおかしくない生活環境と言えます。
おそらく、私の毎年のツライ花粉症状も、間違いなく「高糖質生活」による賜物だと思います。
これも、断食をしてみると解かるのです。
2日程度の断食をしていると、徐々に症状が和らいでくるのが体感としてあります。
過剰な糖質生活が炎症体質を強めていると言えるでしょう。

 

身体の酸化が、痛みを強める

また糖化は「身体の酸化」とも言えます。

身体は酸性に傾くと痛みを発しやすくなります。

いわゆる、「ドロドロ血液」は、酸性化のことです。
尿酸値が上がることで痛風になりますが、関節に炎症を引き起こしているのが「酸」なのです。
過剰な糖質生活は、体内の酸性化を進めます。
関節痛、炎症体質になるということです。

 

ギックリ腰を繰り返す場合、また、五十肩など肩が痛くて挙がらないケースは、歪み以前の大前提として、「身体が酸性化している可能性が高い」という事実に目を向けてみましょう。

 

毎日の過食(そもそも1日3食自体が食べ過ぎ)、お菓子など間食をして空腹時間がない、夕飯が遅く寝る2時間前に食事をしているなど。
過食は睡眠の質を下げ、関節痛の改善を大幅に遅らせることになるのです。

 

関節の糖化を解消する生活

  • 糖質を減らす
  • 間食を減らす
  • パン、果物、お菓子など、高糖質を減らす
  • 1日3食を2食に減らす
  • 最低12時間、できれば16時間ほどの空腹時間を作る
  • 1日3食だとしても、糖質を減らす
  • 睡眠時間をしっかりとる
  • 睡眠時にスマホは機内モードにする(5G電磁波対策:慢性頭痛の人は特に試してみると良い。スマホを枕元において寝ない)
  • 月に1度でも24時間以上のプチ断食をしてみる
  • 発熱したらラッキーと思う(39.3度以上でガン細胞は死滅する)
  • なるべく歩く、階段を使う(体温上昇)

 

1日のトータルの食事量を減らすことからが最もお手軽ではあります。
何かできるものを、少しずつでも取り入れてみると、「身体ってこんなにも楽だったのね」を体感できます。

 

ちなみに、私は休日に関しては1日に2食、3食になることもあります(3食は稀と言えば稀ですが)。
あまり気にしていないのが実際のところです。

ただ、風邪を引いたり、身体を痛めたりした際は、私の場合は意識的に断食をしてしまいます。
「食べない回復力」を体感で知っているからです。

 

たまには風邪をひくのも悪くない。発熱が「関節の浄化」となる

風邪は身体の浄化作用と言えます。
本来風邪は治すものではなく、経過させるものです。
そんな大らかな気持ちで風邪を受け入れれば、風邪は最高の体内解毒となります。
台風後は空気が澄んで綺麗になるのと同じです。
発熱は血管の汚れを燃やし、糖化した関節の制限や筋肉の弾力までも、回復へと導きます。
やたらと解熱剤に頼り過ぎると、勿体ないのです。

繰り返しになりますが、「発熱後に五十肩が楽になった」という声は、珍しいことではありません。
風邪は、関節組織に付着する老廃物のデトックスになるのです。
長期の緊張から解放されて、身体がゆるんだ時に風邪をひきます。
その時は、ゆっくりと身体を労わってあげて下さい。

 

症状を薬で抑え込むと、経過が遅くなることは理解できたかと思います。
薬に頼り切るのではなく、あくまで適度に使うことが大切なのです。

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