踵(かかと)着地をやめれば、ヒールは、美脚を育てる最高の履物へと変わります。
ヒールは、高ければ高いほど、細ければ細いほど、美脚トレーニングとして良いのです。
きちんと履きこなせれば、ふくらはぎが引き締まります。
アキレス腱が美しく浮き出る、無駄のない足首を手に入れることができるのです。
歩いている女性を見ていると、ヒールを履いていても踵から着地しています。
細い部分から一点集中で力が加わるので、足首へのショックも大きくなります。
慣れているので、細いハイヒールでも踵から歩けてしまうのです。
不安定な着地となるので、足首が、『ブルブルッ』と、瞬間的にブレているのがわかります。
毎回のこのブレが、足首を太くするのです。
当院に通っているカズエさんから、使わなくなったパンプスをもらいました。
私はサイズが24.5センチなので、履けたのです。
私が主催している整体セミナー時に、デモンストレーションとして履きたかったのです。
私の場合、日頃から踵より前着地が習慣になっているので、すぐに慣れて歩くことができました。
「これを日常的に履いて出掛けられる女性は、ラッキーだな」と感じました。
前着地にさえ慣れてしまえば、パンプスは疲れる履物ではなくなります。
美脚トレーニングになるだけでなく、歩きやすいのです。
今まで通りの歩き方だと、地面に着く際、つま先が上を向いています。
踵から入らないようにするには、『つま先を上に向けない』ことです。
モデルさんがハイヒールでウォーキングをするのを見ると、つま先はまっすぐ前を向いています。
必要以上につま先が上を向いていないのです。
これは、ヒール部分に頼った着地をしていないからです。
0-100で考えないことです。
今まで意識をせずに歩いていた場合、踵からの着地度が100となります。
意識をすれば、踵からの着地度は70くらいに抑えられます。
前着地度30、踵着地度70でも、大きな変化です。
実際にハイヒールで歩いてみると、前着地を意識していても、踵から着地しています。
見た目は踵から着地しているように見えますが、0-100ではないのです。
踵が少しだけ早く着地するくらいです。
それで充分なのです。
ヒール部分が太いと、安定感があるので、踵着地で歩いてしまいます。
そういう意味でも、できるだけ細いハイヒールがベストです。
ヒールが太いと、見栄えとしても、脚がシャープに見えません。
細いハイヒールを美しく履きこなせれば、歩いている姿からエレガントさを醸し出すことができるのです。
[美しい脚になるために3]
7センチの細いヒールで、歩こう。
P.S.
ハイヒールでも、楽に歩けるように、練習しよう。