「最近、運動不足で…」
毎日のように聞く言葉です。
「運動不足は悪いこと」と感じている方は大勢いらっしゃいます。
私個人としては、自分を「運動不足」と思ったことがありません。
ゼロ中のゼロ。
大学は、日本大学の文理学部体育学科を卒業しておりますから、運動と常に隣り合わせの人生でもあったわけです。
ただ、ここでお伝えしたいことは、私が比較的運動してきたから運動不足と思ったことがないということではございません。
その逆。
今現在は、走ることもありませんし、特別何かスポーツをしているわけでもありません。
言ってしまえば、毎日の仕事しかしていないとも言えますm(__)m
休日は基本PCに向かっておりますし、今後、走る気もないです。
ジムに通う気もない。
筋トレも好きではありません。
「1日何歩」なども気にしたことがない(散歩時に指で数えてみたことはある)。
要は、特に何も気にしていないのであります。
多くの方が「運動不足」という言葉に囚われているように感じます。
今回は、「運動不足」という曖昧なものに振り回されなくなるお話をします。
まず、どこからが「運動不足」で、どこからが「運動過剰」という目安はありませんよね。
「運動するって何だろう?」を考えた時、私の中での運動とは、「爽快感を感じること」という定義が成り立つのかなと。
我々は常に運動しております。
私は今、近所の珈琲館でこの記事を書いているのですが、これもひとつの運動です。
指をフル活用しておりますし、脳もフル回転している(ハズ…)。
この記事と向き合い、本気で書いておりますから、私にとっては結構な運動と感じております。
たしかに、脚を動かすでもないし、息が上がることはありません。
ですが、何度も読み返したり、修正したりしながら進めるこの作業は、やはり私にとっては「大運動」であります。
走った後には爽快感がありますが、記事を一本書き終えた時の爽快感というのも、同様にあります。
結局、やり切ったか、適当にやったのかの違いです。
「やり切る」ということは、必ず爽快感が伴うものです。
そういう意味でも、このPC業務は間違いなく、私の中では運動なのであります。
今日はコーヒーだけでなく、サンドも頂いたのですが、この「食べる」ことも運動と言えば運動です。
消化器系も運動しますし、「美味しかった~」という爽快感もある。
他に私がどんな運動をしているかと言えば、「お風呂拭き」です。
私は入浴後、必ず風呂場の水滴をタオルで拭きとります。
これは一人暮らしの頃からの習慣でもあるのですが、当初は換気扇を1日中回しっぱなしにする無駄を感じたことからでした。
カビ防止にもなりますし一石二鳥かなと。
それは結婚してからも習慣としてあり、奥さんからは意外にも重宝されております。
最初は「水滴を拭き取ってたら変な人かと思われるかな?」と思い、奥さんに確認しました。
「俺が水滴拭いてたら気になる?」と。
まさかこんなことが重宝されるとも思っていなかったので、一石三鳥かなと(笑)
そう思ってやっております。
他には、ギターでしょうか。
治療院にはギターを一本飾ってあるのですが、休憩時間に1日1回は必ず触ります。
ギターはチューニングするところから始まります。
チューニングすることで、院内の場もチューニングされるような気がしております。
だから必ず合わせるようにしております。
ギターも結構な運動です。
速弾きフレーズを練習する際は、指の運動になります。
脳と指との連絡も関係するでしょうから、脳トレとも言えるかもしれません。
弾けなかったフレーズが、引けるようになる。
コード移動がスムーズになるのも、爽快です。
ランチ後の10分くらいの散歩も運動と言えば運動です。
食後は眠くなるので、必ず10分ほど五反田を歩きます。
よく、当院に通う方々に声をかけて頂きますm(__)mありがとうございます。
気分次第では、30分くらい歩く時もあります。
気分でない時は5分で終わることも。
要は運動は爽快感なので、嫌々やることはありません。
嫌々やるくらいなら、やらない方がよっぽど「いい運動」と言えるでしょう。
「何もしない」という運動だって良いのです。
何もしないことを「する」のですから。
そうやって運動を考えておりますので、運動不足などあり得ないのです。
わざわざ行きたくもないジムに行かなくても運動などいくらでもできます。
私は、階段を積極的に使う方です。
一段飛ばしで上がることがほとんどです。
駅では極力階段を使うのですが、それもエスカレーターにジッとしているのが嫌だからです。
人といる時は、エスカレーターを使います。
その方が話もできますし、楽しいからです。
五反田駅の階段は、大抵は駆け上がっております。
その方が気持ちが良いからそうしているだけです。
私の尊敬する執行草舟社長は、YouTubeの中で、「仕事を一生懸命やれば、インナーマッスルが鍛えられる」とおっしゃっております。
この話を伺った時に、私はなんとなく、「あ!解かる!!」と。
座っていたってインナーマッスルは充分に鍛えられるのです。
ただし、嫌々、受動的に仕事をしていても弱るだけなように感じます。
現代は、受動的にイヤイヤやらされている人が多いので、仕事でどんどん弱ってしまっている人が多いのかもしれません。
誤解して欲しくないのですが、「腰痛になったから、その人が嫌々仕事をしている」という意味ではございません。
一生懸命に自発的にテキパキ仕事をしている人だって痛めます。
ちなみに、今私はこの記事を書いていて、だんだん背中に疲労を感じて来ております。
左に身体を傾けて書きたくなってきたので、今あえて変な体勢にして書いております。
この背中の凝り感すら、記事が完成すれば「やり切った」という爽快感に変わります。
なんとなく、伝わりますでしょうか???
私の運動観というのはこのようなものなのです。
具体的に、1日1万歩歩きましょう。
筋トレを週に3回しましょう。
1日何キロ走りましょう。
そういうことを運動とは考えていないのであります。
この記事を書き終わったら場所を五反田に移すのですが、気分的には池上線に乗りたい気分です。
たった一駅ですが、歩くよりも、電車に乗って行きたい。
その電車に乗っていることも運動です。
歩いて行く気分でないのに、無理して歩いて行く方がよっぽど運動としては質が低いと思うのです。
皆さんも、「今したいことをやり切ること」を実行すると、それは素晴らしい運動となります。
運動不足など、あり得ないのです。
P.S.
体幹を支えている有名なインナーマッスルに、「大腰筋」という筋肉があります。
大腰筋は、解剖書で見ると大きく厚みのあるよう見えますが、死体解剖をすると、そのほとんどが細くヒョロッとしか見えないのだそうです。
死ぬと一気に萎んでしまうのが大腰筋の特徴なのです。
執行社長の動画で魂を鍛錬するとインナーも鍛えらえるとおっしゃっておりましたが、大腰筋とは「魂筋」と呼べるかもしれませんね。