ギックリ腰(急性腰痛)の症例報告
「昨日の筋トレ中にギクッと来て、今も腰を反らせると痛いです」という、約1年振りの方がご来院されました。
軽い前かがみの体勢でご来院されましたが、昨日はもっと酷かったとのことです。
治療前に骨盤の右側の関節(仙腸関節と言います)を固定してみると、たったそれだけで痛みなく、反ることができました。
治療は、立位と側臥位のみ。
骨盤から腰椎にかけての関節を安定固定させました。
調整後は、「まだ痛いですが、さっきよりも全然反るのが楽です」と言っておりました。
火曜日が定休日ですので、水曜日の朝9時から予約を入れて帰っていきました。
「明朝の寝起きは痛いですが、動いている内に楽になります。明後日の来院する朝には、もうほとんど痛みはないですよ」と、ご本人に伝えました。
何事もなければ、このような経緯で治まる見込みです。
軽度のギックリ腰でも、入浴は痛みがとれてから
ひとまず、現状の痛みが強い状態では入浴を控え、シャワーだけにしておくよう伝えてあります。
激痛で動けないレベルでなければ、特にアイシングは必要ありません。
今回のケースは、特別「冷やしておくように」とは伝えておりません。
今日の治療でこのまま順調に回復するでしょうから。
動けないレベルの激痛時には、原則アイシングです。
温浴など温めることで回復が早まるという研究があることは知っております。
ただ過去の臨床経験上、悪化させていく方々の共通行動には、「温めた」「ストレッチをした」ということが挙げられます。
歩けるレベルのギックリ腰であるならば、常温で問題なしです。
その辺りは間違わないよう、お気をつけくださいね。
本日の方も、「早めのが良いと思って来ました」と言っておりましたが、ひとまず歩けるようでしたら早めに診せて下さい。
その後の経過が良くなります。