コロナ禍で圧倒的に増えた症状が頭痛です。
「今まで頭痛を感じることなどそうそうなかったのですが」
「最近頭痛が続くんです」
この2年でそんな声をたくさん聞くようになりました。
頭痛の主な原因は酸欠です。
慢性的に、呼吸が浅くなっているのです。
解かりやすいのが、高山病です。
高山病の症状の最も典型的なものが頭痛です。
脳は人体上、最も酸素を必要とする器官なのです。
先日ネット上でもニュースになっておりました。
https://www.fnn.jp/articles/-/363430
マスク内はCO2濃度が30倍、酸素は1割減というニュースです。
人間は1日約2万回呼吸をしております。
外出時にずっとマスク生活を続けていると、おそらく半分の1万回位はマスク内での呼吸となるハズです。
それが2年以上続けば、頭痛リスクが高まることも頷けます。
また、マスクで耳には常に牽引が掛かっております。
マスクのひもの力など微力故、「そんなのは関係ないだろう」と考えがちです。
しかし、耳には耳介筋という側頭部に直結する筋肉があり、側頭筋という噛むための筋肉にその力を伝えます。
頭痛と共に、噛み締めが増えている背景にマスク生活が挙げられます。
睡眠時の食いしばりはストレス解消に必要なもの(必要悪)でもあるのですが、それも行き過ぎれば顎の痛みや、頭痛、肩こりにも繋がります。
【当院の頭痛対策施術】
頭痛を改善するためには、首にかかっている負荷(圧力)を如何に綺麗に抜くかがポイントとなります。
- まず上記に記したように、自然と深い呼吸ができる状態にしてあげないと身体が休まりません。
そのためには胸郭の動きの改善を図ります。
胸骨と肋骨と胸椎の可動不足部分に調整を入れるだけで、呼吸が楽になることを体感できます。 - みぞおちの部分には横隔膜という呼吸の筋肉があります。
横隔膜は首から出ている神経(横隔神経)が支配している都合、胸郭の動きをよくするだけでは動いてくれません。
やはり首の位置調整が必要になります。 - 横隔膜の緊張は骨盤・股関節にも影響を与えます。
横隔膜が硬くなると、近接する大腰筋という股関節を動かすための筋肉も硬くなります。
股関節、骨盤を綺麗にすることで、呼吸を深くするための土台作りとなります。
全身の整体に、上記要素を入れ込むことで、マスクによる呼吸浅を解除できます。
もちろん、時にマスクを外して歩くことも大切な対策となります。
実際のところ、マスクに感染予防効果がどれだけあるかも疑問です。
さまざまな研究がありますが、効果があるというものから、まったくないというものまで幅広いのが実際のところです。
現状の日本においてのマスク生活は、完全に過剰に傾いており、さすがに健康状態に悪影響が出てもおかしくないと、私は考えております。
特に頭痛とアゴの痛み、美容面では、顔のたるみもこの2年で加速したと考えております。
カフェでは誰もがマスクを外して食事をしたり仕事をしたりしているのです。
居酒屋ではマスクを外して楽しんでいるのに、外に出るとなると急にマスクをつけ始める。
本来、外の方が圧倒的にリスクがないのにです。
現在は完全に行き過ぎた過剰対策と言えます。
いつのまにかマスクは「人の目から身を守るもの」にその役割が変わって行きました。
身体のためにも、適度にマスクを外すことを私はお薦めします。
射水姿勢リフォーム
射水徹