断食で感じた身体の変化 ― 胃腸・免疫・姿勢・心まで整う理由
日常の中で始めた“ゆる断食”
先日、友人との会食後に「胃の重さ」がありました。
それ以前から「食後の胃痛」を数日感じていたこともあり、「久し振りに1日だけ断食しようかな」と軽い気持ちでスタートしました。
その後、気持ちにスイッチが入り、結果的に93時間(3日と21時間)の断食となりました。
その間は、水・お茶・ノンカフェインティー・無糖コーヒーを中心に過ごしました。
体感としては、
頭がスッキリ冴えている
顔や首まわりがスッキリ
猫背感が改善している
気持ちが落ち着き、ストレスが和らいだ
といった変化を感じました。
私は基本が1日1食(時に2食)なので、24時間程度のプチ断食には慣れています。
しかし、今回のような3日以上の断食は約2年ぶりでした。
胃腸を休めると何が起こるのか?
私たちの胃腸は、食べ物を消化するために常に働き続けています。
特に1日3食の方は、ほぼ休みなく消化器がフル稼働している状態です。
油や小麦を多く摂取した翌日に「胃の重さ」や「胃痛」が出るのは、胃粘膜が炎症を起こしているサインとも考えられます。
断食で食物が入らない時間をつくると:
胃酸や消化酵素の分泌が抑えられ、胃粘膜の修復が進む
小腸・大腸の蠕動運動がリセットされ、腸内細菌のバランスが整いやすくなる
といった効果が期待できます。
実際、断食開始から半日ほどで胃痛は完全に消えました。
また舌診を行っていましたが、2日を過ぎた頃から舌の表面が綺麗になっていくのを確認できました。
これは「消化器系の疲労が舌に現れる」ことの証明でもあります。
断食と免疫 ― NK細胞の活性化
断食中は体内で「オートファジー(自食作用)」が働きやすくなることが知られています。
これは、古くなったタンパク質や壊れかけた細胞の部品を分解し、再利用する仕組みです。
ちょうど、家の中で不要になった家具を分解して資材として再利用する「リサイクル工場」のような働きです。
さらに免疫の要であるナチュラルキラー(NK)細胞の働きも活性化することが報告されています。
その結果、体内に潜む「がん細胞の芽」や「ウイルスに感染した細胞」を効率的に排除しやすくなるのです。
そのため私は、断食を「体内の大掃除」と捉えています。
空腹でお腹が鳴っても「消化器が掃除中なんだ」と思うと、むしろ嬉しく感じられます。
断食と筋肉 ― エネルギー切替の仕組み
断食中はまず、肝臓に貯蔵されているグリコーゲンが分解され、血糖を維持します。
しかし、このグリコーゲンは約1日で枯渇するため、次の段階として糖新生と脂肪分解→ケトン体利用が同時に進むようになります。
24〜48時間頃までは、筋肉のアミノ酸を材料に糖新生が盛んに行われる
48時間を過ぎる頃からは、脂肪から作られるケトン体がメインのエネルギー源へとシフト
このように、糖新生とケトン体利用は同時に働きつつ、断食が進むほどケトン体の比率が増えていくのです。
その結果、最初のうちは筋肉の分解が起こりやすいものの、身体がケトン体利用に慣れると筋肉の消耗は抑えられていきます
姿勢と心への変化 ― 猫背改善とストレス軽減
皆さんは意外に感じるかもしれませんが、断食するたびに、「猫背が改善するなぁ」と実感しております。
断食により顔や首まわりがスッキリするので、「そのように見える」というのがひとつ。
また、頸胸移行部(首と胸の境目)の盛り上がりが減り、背骨全体のラインが整うように感じております。
首猫背(バッファローハンプ)とホルモンバランス
慢性的なストレスや脂肪の沈着により首の付け根が盛り上がる「バッファローハンプ(首猫背)」という状態があります。
※首猫背は私が勝手にそのように表現しております
これはコルチゾル(ストレスホルモン)の過剰分泌によって脂肪が首の付け根に集まりやすくなることとも関係しています。
必ずしもクッシング症候群のような病的なケースでなくても、軽度のストレス性ホルモンバランスの乱れでもバッファローハンプは起こり得るものと、私は考えております。
断食を行うと、血糖値の乱高下がなくなり、インスリンやコルチゾルの過剰分泌が落ち着きます。
結果としてホルモンバランスが整い、首まわりの厚みが軽減して見えるのです。
精神的ストレスの軽減メカニズム
さらに断食は、精神面の安定にもつながります。
血糖値が安定することで、イライラや不安を増幅する交感神経の過剰反応が抑えられる
ケトン体が脳の安定したエネルギー源となり、抗炎症作用で神経の過剰興奮を防ぐ
腸内環境が整うことでセロトニン(幸せホルモン)の分泌が安定する
コルチゾル分泌が落ち着くことで副腎疲労が軽減する
このように、断食は**身体の見た目(首猫背の改善)と精神の安定(ストレス軽減)**の両面に作用するのです。
まとめ ― 断食の魅力と注意点
今回の93時間断食を通じて実感したことは、
胃腸が休まり、炎症が和らぐ
免疫系が活性化し、細胞の修復が進む
エネルギー代謝がグリコーゲン→糖新生→ケトン体へと切り替わる
姿勢(首猫背)や精神面の安定にまで良い影響を与える
という点です。
ただし、断食には合う・合わないがあります。
持病のある方、低血糖になりやすい方、体力が極端に落ちている方は注意が必要です。
また、長期間の断食を自己判断で行うのはリスクが伴うため、必ず体調と相談しながら取り入れることをおすすめします。
👉 「食べないと、身体も心も楽になる」
この体感は、日常的にお菓子や間食を続けていると気づけないかもしれません。
断食は“身体と心のリセット”として、健康管理に大きな価値を持つと感じています。
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