【糖質過多と頭痛の関係】五反田の整体治療家が教える症状改善ポイント

頭痛でお悩みの方はとても多いです。

整体治療において頸椎の状態はもちろん、呼吸の深度、それらを支える骨盤帯の状態が大切なことは言うまでもありません。
また私の目安として、「足首の状態」と「お腹の状態」は、必要な確認ポイントとなります。

むくみの度合い、消化機能の状態が悪ければ、頭痛が頻発するからです。

私自身も昔から頭痛は感じやすい方です。
その経緯から、頭痛の際は必ず自身の生活を振り返る習慣があります。

食習慣の乱れが続くと、胃痛と共に頭痛になることが多いからです。

今回は食習慣と頭痛、中でも糖質と頭痛の関係についてお話します。

 

キーワードは、「糖質過多」「糖化」「自律神経失調」「グルテン過敏症」です。
この辺りのキーワードを交えて、お伝えしていこうと思います。

 

頭痛は「腸の傷み」の証である

頭痛の際は、「腸の疲弊」を考えます。
これは、切っても切れない関係だからです。

 

もっとも身近な解りやすい例で言えば、二日酔いです。
二日酔いの状態で、腸が元気なことはありませんし、多くの方は頭痛を体験するのではないでしょうか。

二日酔いは酒で頭痛がすると思う方がほとんどかと思います。
しかし、私の経験上は、糖質過多で頭痛になります。

私は比較的飲めてしまう方ですが、問題は酒の量よりも、〆のラーメンやうどんにあります。

または、自宅に帰ってからアイスクリームやお菓子を食べてしまったり…

仮に飲み過ぎてしまっても、〆の糖質を避ければ二日酔いは軽度で済むことが多いです。
〆の糖質は、翌日の状態を確実に悪化させます。

解っていながらやってしまうことも多々あるのですが…

 

このような自身の経緯から、糖と頭痛の関係を考えるようになりました。

以下が当てはまる方は注意が必要です。

  • スナック菓子をよく食べる
  • カップラーメンをよく食べる
  • そもそも、コンビニ商品をよく食べる(添加物過多)
  • スポーツドリンクをよく飲む
  • 糖質の多いドリンク(酵素ドリンクも含む)をよく飲む
  • エナジードリンクをよく飲む
  • チョコレートをよくつまむ
  • パンが大好きだ
  • 食パンを毎朝食べている
  • 菓子パンが大好きだ
  • フルーツをよく食べる
  • パスタ、ピザをよく食べる
  • ケーキ大好き
  • 食パンにはマーガリンを使う
  • そもそも、糖質の脳の栄養と思い、身体にも良いものと思い込んでいる

残酷ですが、糖質が頭痛を頻発させる原因となっている可能性が高いです。

もちろん、私も大好きなものばかりでした…
でも知っているから、そして受け入れているからこそ、控えることもできるわけです。

まずは「知ること」からです。
知らねば避けようもないのです。

 

糖質過多の生活がどのように頭痛に影響するのでしょうか。

 

糖化と頭痛の関連性

「糖化」という言葉をご存じでしょうか。

私のこのコラムではシツコイほど出て来るキーワードと言えます。
それだけ、「糖化」により生成されるAGEs(終末糖化産物)が身体に悪影響を及ぼすからなのですが、もちろん頭痛との関係は深淵です。

 

今一度、「糖化」について、かんたんに解説しておきます。

糖化とは

糖化とは、糖分子がタンパク質や脂質と非酵素的に結合する反応のことを指します。
その結果生成される物質をAGEs(終末糖化産物)と呼びます。

 

このAGEsが体内に蓄積すると、細胞や組織に様々な悪影響を及ぼします。

 

要は、糖がタンパク質や脂質にくっ付いちゃう。
筋肉や靱帯は、主にタンパク質です。
糖が筋肉や靱帯、また関節を構成するコラーゲン(タンパク質)に付着し、AGEsを生成すれば筋や関節を脆くするということです。
糖化自体は極自然な現象なのですが、糖質過剰により生成されるAGEsが、筋組織、関節組織、神経組織など、あらゆる細胞組織に悪さをすると覚えておいて下さい。

糖質過剰による健康への悪影響

AGEsの蓄積は、血管壁に蓄積すれば、血管の硬化や狭窄を引き起こします。
血流障害となれば、あらゆる内臓機能が低下する可能性が出てきます。

 

血流が悪くなり、脳への酸素供給力が低下すれば、頭痛になってもまったくおかしくありませんよね。

 

解りやすい例が、高山病です。
高山病で脳が酸欠状態に陥ると、頭痛が出たり吐き気を催すのと似ております。

 

【糖質過剰→AGEs生成→血管の硬化・狭窄→血流悪化→脳の酸欠→頭痛】

 

このような過程は容易に想像できます。

 

 

またAGEsは体内に慢性的な炎症状態を作り出します。

たとえば、AGEsは関節内で炎症性サイトカイン(例えばTNF-α、IL-1β)の生成を促進し、局所的な炎症反応を引き起こします。
これが慢性的な筋肉痛や関節の腫れ、こわばりを引き起こす原因となります。
つまり、「糖質過多で肩が凝る」など常識です。

つまり、糖質過多の生活により、膝関節が腫れたり、肩関節に炎症(五十肩や腱板炎など)が起こってもおかしくないのです。
首や肩に問題が起こることで、いわゆる緊張型の頭痛になる可能性もありますよね。

 

「私何もしてないのになぁ…」とよく聞きますが、特別何もしていないくても、体内に糖質過多の状態が続けば、関節は痛くなります。
首に問題が起これば、頭痛にも直結というわけです。

 

 

さらに、AGEsは酸化ストレスを増加させ、細胞の老化や損傷を引き起こします。

酸化ストレスは神経細胞に損傷を与え、これにより神経の過敏性が増加します。
過敏になった神経細胞は、通常では痛みとして認識されない刺激にも過剰に反応するようになり、頭痛を引き起こす可能性があります。

 

また酸化ストレスは血管の内皮細胞に損傷を与え、これにより血管の拡張や収縮が不安定になります。
特に偏頭痛は血管の変動に大きく依存しているため、酸化ストレスが片頭痛の発症に寄与することがあります。

 

酸化についての一例ですが、LDLコレステロールは、「悪玉コレステロール」と言われておりますよね。
実はこの、「LDL=悪玉」ということ自体も大嘘なのですが…(笑)

 

そもそもLDLは、脳に欠かすことのできないコレステロールを運ぶタンパク質です。
そういう役割がLDLにはあるのです。
このLDLは、酸化する時だけ血管を破壊します。
LDLコレステロール(タンパク質)に糖が付着し糖化されると、劇的に酸化が増大します。
タンパク質が糖化されると、活性酸素の量は50倍になるそうです。

この活性酸素のせいで、細胞の機能が失われ、最終的に細胞は死んでしまいます。
つまり細胞の老化が起こるわけです。

直接頭痛の例ではございませんが、糖質過多からのAGEs生成は、身体に様々な症状を引き起こすのです。

 

人間は誰もが潜在性のグルテン過敏症である

最近はようやく日本でも、「グルテンフリー」という言葉をよく耳にするようになりました。
食事からグルテンを抜くことが、様々な病気の治療となることが世界中で注目されております。

2020年には、世界のグルテンフリー食品市場は8230億円を越えたそうです。

それだけ、世界ではグルテンの悪影響が言われるようになりました。

ほとんどの人は、まさか自分が「グルテン過敏症」とは思っていないでしょう。

事実、食パンを毎日食べていても、別にアレルギー反応が強く出るわけではないでしょう。
むしろ何事もなく、「美味しい美味しい」とふっくらとしたパンを食べているハズです。

そういう方が医療機関にかかり、グルテン過敏症の検査をしてもおそらく特段反応が得られない可能性が高いです。
腰痛の人が整形外科へ行き、レントゲンを撮っても特別「特に異常なし。様子を見て下さい」と言われることに似ております。

「だから私にはグルテンは関係ない」ということはございません。

数値的反応がなかったとしても、100%影響していると考えて頂きたいのです。

 

数値や画像での判断を「科学的」と考える人が今は多過ぎます。
それよりも、シンプルに「今の体調がどうなのか?」が大切です。
今の体調がどうなのかをシンプルに感じ取ることこそが、もっとも優れた「科学」であり、科学的な人の態度だからです。

体調が、メチャクチャ悪いところがある。
でも、数値的に問題ない。
だから問題なし。

そう考えるのは、科学「主義」なだけで、科学的な人の態度とは言えません。

 

「よく頭痛が出る」ということは、やはり身体は何か「気づいて欲しい」と警告を与えているわけです。

グルテンは現代における「毒物である」と認識を改めた方が良いでしょう。
グルテンが身体に及ぼす悪影響は計り知れぬものがあります。

  • 頭痛が酷い
  • 胃が痛い
  • 胃がもたれる
  • 逆流性食道炎で悩んでいる
  • 生理痛が酷い
  • よくお腹を壊す
  • 踵が痛い
  • 指先が痛い
  • 指先が変形してきた
  • 膝がよく痛くなる
  • めまいがする
  • 耳鳴りがする
  • ホットフラッシュの頻度が悪化している
  • 婦人科系疾患で悩んでいる
  • 眠れない
  • 鬱っぽい
  • 身体がいつも怠い
  • ヤル気が出ない
  • 常に眠い
  • 毎日頭重感が酷い

 

これらの自律神経系の症状が出いている方は、まずは、大好きな食パンや菓子パン、パスタ、ピザ、ナンなど、極力グルテン食から遠ざかることを強くおススメします。

「食べるな」とは言いません。

しかし、ツライ症状から本当に脱却したいのであれば、「大幅に減らす努力」は必要かと、私は思います。

実際、「そこまでして良くなりたいとは思わない」という声も聞きます。
その辺りは、「その人ご自身の判断」だと思っております。

私にはどうにもできません。

おそらく、本気で悩んでいないのか、どこか諦めているのだと思います。

 

私自身は、本気で胃痛に悩みました。

毎晩に胃の痛みで目が覚めるのです。
もう毎日のように、「食後のこの胃痛を本気で止めたい!!!!」と強く思ったのです。

 

そう思ったら、止めますよ。
止めるというか、良くなるように意識して生活を送るようになります。

私の生活の変化:できる限りの努力はする

私自身は個人的にパスタ屋さんへ行くことはなくなりました。
付き合いで行く時はふつうに頂くようにしておりますが、以前のように「大盛」にすることは控えるようになりました。

自宅近所にある大好きなインドカレー屋さんに行く際も、今まではランチのナンをお替りしておりましたが、今は最初の1枚だけに留めるようになりました。

「アレ?オカワリシナイノ??」と最初は聞かれました(笑)

 

パンは、基本自分で買うことはありません。
奥さんが買ってきたり、頂き物に関しては、美味しく感謝して頂いております。

あんぱんや、ドトールのミラノサンドを頂くと、嬉しくていつも直ぐに食べてしまいます(笑)

それはそれ、これはこれです。

それ以上に、なによりも頂き物には、「人の気持ちが入っている」と私は思っております。

頂きものは、とても有り難く、美味しく頂いております。
そう決めているのです。

実際、私自身パスタもナンもピザもパンも好きなのです。
でも、自分自身では、極力日頃から控えるようになったということです。

 

ラーメンも、一人で行くことはなくなったに等しいレベルになりました。
誰かと食事で行く時は、もちろん美味しく頂きますけれども。

 

頭痛でお悩みの方は、整体で頸椎の状態を綺麗にしておくことはもちろんおススメします。
その上で、日々の生活習慣を見直して頂くと、頻度や痛みのレベルが半分以下になっていくと思いますよ。

あらゆる症状は生活習慣によるものです。

  • 糖質を減らす
  • グルテン食を避ける

まずはこの2つを意識してみましょう。

 

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