歴史上、ここまで身体を固めている時代はない
当院にご来院頂く方の多くは、肩こり症状も訴えます。
肩こり症状「も」というのは、腰痛と肩こり、膝痛と肩こり、頭痛と肩こり、というように、「他の症状と一緒に」ということです。
五反田はオフィスビルが多く、お昼休憩中や仕事終わりは、首痛、肩こり症状を訴えてご来院される方が多いです。
椅子に座っていることは、私たちの生活において、「当たり前のコト」です。
しかし、身体からしてみると異常事態なのです。
歴史上、ここまで身体を使わなくてよい時代は、なかったからです。
仕事中、「身体がどんな状態にあるのか」感じてみたことがありますか?
私自身がこうして記事を書いている自分自身を観察してみますと、
- 常に両肩はすくめている状態
- 顔が前に出ている
- 指を動かすために、肩関節、肘関節まわりの筋肉を固定している
- 脚への意識は皆無(せいぜい坐骨を感じる程度)
- 肩甲骨は少々内に寄っている姿勢(左右の肩甲骨が近づくような状態。一般的には外に開くと言われていますが)
- 呼吸が浅い
- 呼吸を止めている瞬間もある
- アゴにも力みがあり、無意識に食いしばりをしていたことを感じる
- 瞬きが少なく、目が乾く
- 目をつぶってみると、如何にPCの光がまぶしかったかを実感
身体に意識を向けてみると、このような感じを受けます。
たまには意識を身体に向けてみましょう。
如何に、「身体を固めて生活しているか」に、気づくきっかけとなるでしょう。
姿勢を正しても、肩こりは良くならない
「姿勢が悪いから凝るんですよね?」と聞かれます。
ほとんどの方が、「姿勢のせいで」肩こりや頭痛、腰痛などの不具合が起こると考えているようです。
実際は、一般的に言われている「良い姿勢」を保ったからと言って、肩こりは改善しません。
今日から頑張って皆さんの思う良い姿勢を続けて見ても、楽になるどころか、より酷くなるのが実際です。
「良い姿勢」が良いのではありません。
「楽な姿勢」が、その人にとっての良い姿勢なのです。
この辺りの勘違いが99.999%の人にあるのです。
「固定された姿勢が異常」なのです。
意識して姿勢を保てば、背中や腰まで辛くなってくるのが普通でしょう。
頭で考えてとる体勢は、どれも不自然で、不正解なのです。
姿勢に関する余計な知識が却って邪魔なのです。
99.999%の人が、「姿勢が悪いから肩が凝るんですよね?」と同じ質問をします。
世の中の9割以上の人が良しとしている常識は、大抵ハズレです。
その考え方で肩こり症状が本当に楽になっているならば、その通りなのでしょう。
実際はどうでしょうか?
姿勢を正して肩こりが楽になった人はいるのでしょうか?
意識すればするほど、窮屈ではありませんか?
姿勢を正していないことに対する罪悪感を持っている人も少なくないようです。
このコラムを読まれた方から、「姿勢を正すことを止めて頂きたい」です。
意識して取る姿勢は、すべて不正解です。
そのように今日から認識を変えて頂きたいのです。
脚も自由に組んで頂いて大丈夫です。
脚を組んだからといって、身体が歪むことは一切ありません。
脚を組んだ方が楽ならば、脚を組めば良いのです。
たとえば胃が痛い時、あなたはどんな姿勢をとるでしょうか?
丸まって、うずくまりたくないですか?
「胃が痛い」と唸りながら、姿勢を「ピンッ」としていたくはないハズです。
姿勢が自然と丸まるのは、その姿勢の方が胃痛改善に都合が良いからです。
それが身体の答えです。
丸まることで、身を守っている状態です。
胃の周辺にスペースをつくり、腹腔内の緊張を逃がし、痛みをとろうとしているわけですね。
肩こりは、楽な姿勢に身を委ねれば善し
胃が痛くなったら、自然と身体を丸めます。
同じように、肩が凝ったら、その時一番楽に感じる姿勢をとるのがベストです。
その楽な姿勢は、いわゆる「社会通念上の良い姿勢」である必要はまったくありません。
↑こんな体勢でも良いわけです。
デスクワーク中、肩こりが酷くなったら、「その時いちばん楽な姿勢をとる」ことです。
グタ~としたければ、グタ~っと。
脚を組みたければ組めば善し。
身体をひねりたいなら、ひねってみる。
上を向きたければ、上を向く。
腰を反らせたいなら、反らせてみる。
立ち歩きたいなら、歩く。
タバコを吸いたいなら、吸いに行けばよし。
机にうつっぷせたければ、うつっぷせるのです。
コツは、頭で考えないことです。
自然に身を任せて、少々休んでみましょう。
それがあなたにとっての、今現状における「良い姿勢」だからです。
身体の赴くままに。
身体の発する声は優秀なのです。
肩こりは、胸郭の施術で解消できます
当院の肩こり整体施術は、「胸郭の動きを最大化する」ことを大切にしております。
つまり、肺に動きを出す。
その上で、頸椎(首)の関節位置修正を行ないます。
これだけで、首から肩にかけて、解放感が得られます。
デスクワークなど、一定の固定状態が長ければ長いほど、胸郭の動きは小さくなります。
呼吸が浅くなり、体内の酸欠が進めば、筋疲労は抜けません。
元気な筋肉は酸素が豊富で弾力があるものです。
ツライ肩こりでお悩みの方は、胸郭に弾力がありません。
コリの正体は、酸欠筋なのです。
- 肩関節の位置調整
- 骨盤帯の位置調整
- 胸郭の弾力調整
- 姿勢矯正
- 頸椎の位置調整
これらを同時に行なって参ります。
コリ固まった肩がほどけていく感覚を、数分で実感できるでしょう。
痛みはほとんどありません。
安心して施術を受けることができます。
【院長の射水、スタッフの佐藤は全国の治療家、整体師、セラピスト向けにメディカル肩こりセミナーを毎年開催しております】
肩がこったら、自分で何かした方が良いですか?
なにもしなくて大丈夫です。
今は、「アレした方が良い」「コレした方が良い」「アレするな」「コレするな」情報が多過ぎなのです。
どれも一定の効果はあるのでしょうけれども、同時に、ほぼ信憑性もありません。
ストレッチをしたところで、一瞬楽になる程度でしょう。
でもそれは普通のことです。
万人に合うものなどないからです。
今はYouTubeで、いくらでもセルフケア動画を観れます。
その中から、自分がやっていて気持ちが良いものを選ぶのもひとつの手段です。
セルフケアを選ぶコツとしては、「頑張らないとできないようなことは、やらない方が良い」でしょう。
ご自宅なら寝てしまうのがもっとも効果的な肩こり解放術です。
起きている時と、寝ている時とでは「重力のかかり方」が変わりますから、それが首肩にかかる負荷や、血流に変化をもたらします。
その変化が楽な状態を作ります。
重力からの解放が、もっとも簡単な肩こり対策と言えるでしょう。
会社ならば、その時できる最も楽な姿勢がベストと言えます。
または、「歩くこと」です。
ね。
だから、「その程度のこと」なのです。
だから、「何もしなくて良い」のです。
私の場合は、疲れると休憩時間に寝るか、歩きに出かけるかのどちらかです。
だからと言って、歩いてみたところで、あなたの肩こりが楽になるとは思えないのですm(__)m
ですから、自由にして下さい。
肩こり対策のまとめ
可能な限り「楽な姿勢」をとること。
横になれる状況なら、横になる。
それでもダメなら、当院の整体施術が役に立てるかと思います。
本来の胸郭の動きを取り戻すことが、首肩こり解放への最短距離なのです。
「姿勢を正しましょう」と言われたら。
世の中にある9割以上の整体、整骨院、エステでは、「姿勢が悪いからですね」と言われてしまいます。
でも、よく考えてみて下さい。
言っているその人が、常に姿勢を心がけて生活していると思いますか?
同業を敵に回す発言になってしまうかもしれませんが。
「姿勢を正しましょう」「姿勢を意識しましょう」とアドバイスを受けるならば、その場から立ち去ることを私はお薦めします。
姿勢に対する見解が浅いですし、素人同然だからです。
姿勢のことなど、一日の中で考える必要がないのです。
もっと言えば、考える必要がない状態にしてあげるのが、姿勢矯正のプロの仕事とも言えますよね。
私の院名は「姿勢リフォーム」です。
姿勢のことなど、この先考える必要がなくなります。
姿勢のことを考えていられるほど、人生は暇じゃありません。
他に考えること、すべきことがあるからです。
先生は、肩こったら何しているのですか?
よく聞かれますので、あくまで参考までです。
私の場合、肩がこったらこんなことをしています。
三点倒立や、写真のような変法です。
また、一本歯下駄で歩きます。
一本歯下駄を履いて身体を動かしてみたり、掃除をしたりしています(^_-)-☆
身体は不安定に晒されると、全身で安定しようとスイッチが入ります。
結果、身体も楽になるのです。
あとは、「何をすればいいですか?」という質問に対しては、「飛んでおいて」と。
「ピョンピョン」と、かるくジャンプしておくのです。
アスリートがアップがてらにかるくジャンプしていますよね。
あんな感じです。
何故、ジャンプが良いのか?
ジャンプしながら猫背はできないようにできております。
仕事の合間に何をすれば良いのか解らないというならば、とりあえずジャンプしておけば固定姿勢の解除に間違いはありません。
まとめましょう。
- その時できる、楽な姿勢
- 歩く
- ジャンプする
この程度です。
要は、トコトン楽をする。
脚を使う。
この2つということです。
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