【LDLは悪玉じゃない!?】五反田の整体治療家が解説|コレステロールの本質と薬の真実

【コレステロールと薬の真実②】

コレステロールと薬の真実②~本質から考える~

前回の記事スタチン薬で大丈夫?コレステロール「善玉・悪玉の嘘」では、コレステロールの本来の役割についてお話しました。


今回はさらに踏み込んで、「LDLとHDLを分けること自体がおかしいのでは??」という視点から考えてみたいと思います。

こちらの記事から読んで頂いても理解はできますので、ご安心下さいね。


そもそも論:「LDLとHDLを分ける」って正しいの?

一般的に、HDLは「善玉コレステロール」、LDLが「悪玉コレステロール」と呼ばれています。

これではまるで、コレステロールに「善玉」と「悪玉」という2種類があるように思えますが、コレステロール自体は一種類しかありません
これが事実なのです。

おそらく世の中の人の9割9分はこの事実を知りません。

本来、LDLもHDLも、コレステロールそのもののことではありません。

LDLも、HDLも、コレステロールを運ぶ「リポタンパク」という輸送トラックの名前にすぎないのです。

大切なことですので、1回まとめておきます。

①LDLもHDLも、「コレステロールを運ぶリポタンパクのこと」である。
②リポタンパクとは、コレステロールを運ぶ粒子(運搬トラックのイメージ)の名前です。
③LDLもHDLもリポタンパクのことなのに、「LDLコレステロール」や「HDLコレステロール」と命名されているから、あたかもコレステロールが2種類(善と悪)あるかの如く考えられてしまう。
④これは大きな間違いである。コレステロールはあくまで1つです。

まず、ここまでをしっかりと押さえておいて下さい。

つまり、言ってしまえば、医学会や製薬会社の印象操作がかなり入っているわけです。

医学史を振り返っても、「LDL=悪玉」「HDL=善玉」という強いラベリングが広まった背景には、

✅ 製薬会社がスタチン(コレステロール合成を抑える薬)の市場を広げる目的
✅ 医学会・ガイドラインで数字を基準に「LDLを下げること=治療効果」と設定しやすかった

という構造があるのです。


🔍 少し詳しく:

LDLもHDLも「リポタンパク」と呼ばれる、

  • 脂質(コレステロールや中性脂肪など)

  • タンパク質(主にアポタンパク:apoBやapoAなど)

が合わさってできた粒子です。

HDLは、タンパク質の割合が多く(約50%)、脂質が少なめのリポタンパクです。
→ だから密度が高い(HDL:High Density Lipoprotein)

LDLは、タンパク質の割合が少なく(約20%)、脂質が多いリポタンパクです。
→ だから密度が低い(LDL:Low Density Lipoprotein)

つまり「HD(High Density=高密度)」や「LD(Low Density=低密度)」という呼び方は、**中身のコレステロールそのものの違いではなく、粒子の中のタンパク質と脂質の「割合の違い」**を表しているのです。


🚚 LDLとHDLは「行きの便」と「帰りの便」

イメージでいうと:

  • LDLは、肝臓から身体の末梢細胞へコレステロールを届ける「行きの便」

  • HDLは、末梢の細胞で使い終わって余ったコレステロールを肝臓に戻す「帰りの便」

つまり、中身のコレステロールは同じものであり、**違うのは「どこへ向かう輸送便か」**という点だけなのです。


LDLは「悪玉」じゃない!?

私たちの細胞は、細胞膜やホルモンを作るためにコレステロールを必要としています。
特に、血管や末梢の組織が傷ついたとき、その修復材料としてコレステロールは不可欠です。

だから、末梢でコレステロールが不足しているときには、LDLが増えて必要な場所へ届けに行きます。

LDLが増えているのは、ただ「悪いものが溜まっている」のではなく、身体が修復や再生のために必要としているサインなのです。


HDLは「ただ戻ってくる」

一方でHDLは、末梢で余ったコレステロールを肝臓に戻すためのトラックです。

よく「HDLは回収」と言われますが、要するに「余った分を持ち帰っている」だけのこと。
HDLが多い人は、末梢の細胞に十分コレステロールが行き渡り、余裕がある状態とも言えます。


本当の問題は「なぜLDLが増えているのか」

動脈硬化を引き起こす本当の原因は、

  • 血管の傷や炎症

  • 酸化ストレス

  • 糖化などによるダメージ

こうしたダメージを修復するためにコレステロールの需要が増え、その結果LDLが増えるのです。

つまり、LDLそのものが悪いわけではなく、LDLを必要とする身体の状態を作っている生活習慣や炎症こそが問題なのです。


スタチンでLDLを下げるとどうなる?

LDLを下げる薬(スタチン)は、コレステロールの合成を抑えることでLDLを減らします。
しかしこれは、身体に必要なコレステロールの供給も減らしてしまいます。

その結果、

  • 筋肉痛やだるさ

  • ホルモンバランスの乱れ

  • 慢性的な疲労感

などの副作用が起こることもあるのです。


🍀 大切なのは「数値」より「本質」

LDLもHDLも身体にとってはどちらも必要不可欠な、コレステロールを運ぶ「輸送トラック」です。

LDLの数値の高低だけで一喜一憂するのではなく、

  • なぜ今、コレステロールが必要とされているのか?

  • 今の身体や血管に何が起きているのか?

という本質を考えることこそ、本当の健康づくりにつながります。
上記に述べてきたように、LDLが高いということは、末梢の細胞にコレステロールが足りていないサインの可能性が高いのです。

ただコレステロールを「悪」とするのではなく、その検査数値から大切なメッセージを受け取るべきです。

数値をただ薬で下げるのではなく、その裏に隠された身体の声や生活習慣のサインに耳を傾けましょう。

あなたの身体は、今日もちゃんと回復しようと働いてくれているのですから。

🍀 まとめ

LDLの数値が高いということは、末梢の細胞にコレステロールが足りていない。そのために補充している証である。

さらに、帰ってくるLDLが低いということは、末梢の細胞にコレステロールが足りていなかったため、消費される量が多かったという証でもある。

つまり、全身のコレステロール不足の可能性が高い。

その状態にもかかわらず、スタチン薬でコレステロール値を下げてしまったら…??

もし、数値が思うような結果でなかったとしても慌てることなく、まずは生活習慣を見直すことです。

基本は、過食をしていないかです。

 

  • 1日3食、満腹になるまで食べていないか
  • 朝昼晩+間食までしていないか
  • 仕事の合間に、甘いものをつまんでいないか
  • 仕事の合間に、チョコレートを食べていないか
  • 昼はコンビニの菓子パンを食べていないか
  • 乳製品が多くないか
  • 朝から食パンを食べていないか
  • 夜寝る前に食事をしていないか
  • 寝る直前に食べていないか
  • 間食も1食としてカウントすると1日5~8食になっていないか
  • 甘いジュースを飲んでいないか
  • ●●フラペチーノばかり飲んでいないか

  • 栄養ドリンクに頼っていないか(砂糖多すぎ)
  • 身体に良いと言われているからといって、「●●●●1000」を飲んでいないか(砂糖多すぎ)
  • 週1回以上、ラーメンを食べていないか
  • 週に1回はコンビニ弁当を食べていないか
  • 週1回以上、インスタントラーメンなど、カップ麺を食べていないか

などなど。

薬で数値だけ下げても何の解決にもなりません。

上記を見直すだけで、数値はみるみる改善に向かうハズです。

 

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